RSIと同じく、その時点の相場において「売られすぎ」、
「買われすぎ」を判断する指標がストキャスティクスです。
RSIでは一本の線であらわされていましたが、
このストキャスティクスでは”%K”と呼ばれるファスト・ストキャスティクス、
”%D”と呼ばれるスロー・ストキャスティクスの2本の線からなっています。
ファストとスローの2本のラインを併用して、
両方でサインが出たときのみ売買を行うことで、
投資の精度を高めることが可能となります。
具体的には0~100%のレンジ内で、
RSIと同様70~80%以上が買われすぎ、
20~30%以下が売られすぎとみて、
・%Kが%Dを下から上に抜いた時が買い
・%Dが%Kを上から下に抜いた時が売り
というやり方が一般的のようです。
とりあえずトレンド系、オシレーター系のそれぞれ2種類ずつ見てきましたが、
このあたりとあと別の機会に回すボリンジャーバンド、
一目均衡表などぐらい押さえておけば、
もう他には特に知っておかないと投資に勝てない・・・
というような指標はないのではないでしょうか。
多岐にわたる分析指標を延々と勉強するより、
このあたりから2、3の手法に精通して、
使い慣れるようになることをオススメ致します。
たくさん知っていても使えなければ意味はありませんので。
また、これらの指標は、
なるほど相場の動きに敏感に対応するものがあることも説明したとおりですが、
しかしそのいずれもが全て過去のデータに基づくものであることに変わりはありません。
所詮みな過去のデータを加工しているだけのものなのです。
なので、これらテクニカル分析も決して直接利益に繋がるかどうかは分からない、
という事実を常に認識しておくことも重要です。
その中で、確実に読める部分を取って行くというスタンスで利用することを意識してください。
またこういったテクニカル分析を通じて、
これらから出る売買サインを鵜呑みにすることなく、
自分自身で相場の状況を予測する大きなツールとして理解することが
何より大事なことなのです。
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