日経225オプション取引は権利の売買です。
そして買いはコール買い、プット買いとも、
利益無限大、損失限定です。
損失額は最初のプレミアム代が、
最大損失として限定される訳です。
それ以上の損失は金輪際発生しません。
なぜなら「買える」あるいは「買い付ける」権利は、
権利であって義務ではないからです。
言い換えれば、損失を出してまで買う必要はなく、
その場合は権利放棄すればいいだけだからです。
だから最初に支払ったプレミアム代が、
最大の損失になる訳です。
一方、売りはコール売りも、プット売りも
利益限定、損失無限大です。
利益は最初に買い手から受け取るプレミアム代が、
そのまま最大の利益になります。
しかし損失は、
コールの売りなら、株価が上昇したとき、
プットの売りなら株価が下落したとき、
際限なく損失を計上してしまうことになります。
売りは権利ではなく義務なので、
買い手の権利行使に応じる義務が出てきます。
ですので実際無限大かどうか別にしても、
はなはだ大きな損失を出してしまうことになります。
(これらはすべて4つの基本形のグラフを見ながら考えていただければ、
非常にすんなり理解できます。)
しかもしかも、その買い、売りの性格上、
買いは最初にプレミアム代を支払えばそれ以上の損失はないので、
取引に当たっての証拠金は不要です。
もちろん売りは損失無限大なので、
取引に当たって相応の証拠金が必要になって参ります。
こんなルールを始めて知ったとき、
ほとんどの人は誰も、
じゃ買い主力で戦おうという気持ちになります。
売りなんて危なっかしいと。
でもよくよく中身を見てみれば実はこの取引、
売りの場合の勝率は実に90%で、
買いの場合の勝率はわずかに10%なのです。
リスクのあるはずの売りの方が圧倒的に
勝てる取引なんですね。
当然初心者の取引も売りメインで
行って行くことになる訳です。
ちょっと意外でしたか?
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