オプションの売りは損失無限大。
オプションの買いは利益無限大。
それじゃ買いと、売りを同時に行えば、
損失は、利益は、一体どうなるのでしょうか。
これは単純に重ねあわせ(二つのグラフの加算)に
なる訳です。
つまり無限大の損失に、無限大の利益をぶつけます。
そのとき、損失無限大ではなく、
損失は限定されるようになるわけです。
(もちろん合成の仕方によっては重ねあわせの部分が
損失ではなく利益になるケースもあります。)
このあたり、書籍にもたくさん図解されていますし、
先の4つのグラフを書いて、
ぜひご自分で検証してみてください。
ほぼ勝率が9割という売り戦略。
しかし同時に損失無限大が絶対にいや。
じゃ、損失を限定した上での勝率9割なら、
運用し続けることができるのか。
管理人の答えはイエスです。
あなたの答えはいかがでしょうか。
クレジットスプレッド戦略は、
二つの合成ポジションで、
最初に売り買いの差額のプレミアムを受け取る。
(つまりこれがクレジット=受け取りの意味です)
スプレッドは裁定取引とか、さやを示す言葉で、
この場合受け取るプレミアムと、
支払うプレミアムの差額を指します。
このクレジットスプレッドの戦略では、
SQの強制決済日にほとんどの売りポジションは利益に、
ほとんどの買いポジションは損失で終わります。
何か、買いのポジションを同時にもって、
わざわざ利益を減らしてるようにも見られます。
しかしこうやって、ほとんど損失になるのが
分かっていて、ポジションを組むことで、
不意の大きなリスクをヘッジ(保険)している訳です。
この戦略でコワイのは、
勝つことが当たり前になってしまって、
思わぬ油断をしてしまうことです。
知らずの間に、
ヘッジを掛け忘れたりすることのないよう、
よくよく注意をすることが重要になってきます。
そういう不意の瞬間にこそ、
思わぬ相場の急落などが重なるものなのです。
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