資金効率が計れる、つまりレバレッジが効くということは、
その分リスクも多分にあることを意味します。
近年では2008年10月のサブプライムローン問題による金融危機に端を発した、
2009年のリーマンショックにより、
日経225平均も一日に1,000円を超える変動がありました。
一日1000円!とんでもない変化です。
このときラージ1枚買っていれば、
一日で100万円の損失を被ることになる訳です。
ラージ1枚ならばその当時の証拠金は130万円ほどでしたから、
1日で大半の資金を喪失してしまったことになります。
そして残金は30万円。
ミニの運用はまだ可能ですが、
もはやラージの投資はできない証拠金になります。
またさらに証拠金の額が減少してくると、
追加証拠金の振り込みを証券会社から要求されることにもなります。
これがいわゆる追証(おいしょう)。
この追証が振り込めなければ、
市場からの退場=撤退を余儀なくされます。
日経225先物で投資するに当たって、
最も避けたい事態です。
最近まではこのようにリーマンショックが、
相場暴落の一つの直近事例でした。
しかし今回の東日本大震災では、
3営業日でなんと2,500円以上もの下げを観測しました。
リーマンショック以上のことが起こってしまった訳です。
しかも未だに相場の乱高下が収まりそうにありません。
相場の急落は、暴騰よりもずっと起こり得る、
大きなリスクなのです。
急落、暴落なんて本当のところ絶対に起こって欲しくないのですが、
哀しいかな数年に一度くらいは、人災、天災別にして起こってしまうのが現実のようですね。
儲かる時はレバレッジがタップリ効いておいしい投資である反面、
リスクも恐るべきものがあることを肝に銘じておく必要があります。
ですので、最初のうちはまずデモトレで感覚を磨いて、
さらに初めはミニを1枚だけで運用するよう気をつけてください。
とにかく相場でマイナスを出さずについて行ける自信がつくまで、
必ずミニ1枚のトレードを行ってください。
ミニ1枚の運用なら、よほどのことがない限り、
多少負けても市場から退場させられることはないでしょう。
枚数を殖やすことなどいつでもできるのです。
焦ることなど全くありません。
いかに市場から退場勧告を受けずに、
楽しく投資を継続していくか。
これがとても大事なことなのです。
そしてもう一つ。
市場から退場させられないために、
必ず損切り(ロスカット)をきちんと行うことが非常に重要です。
相場が思った方向に向かなかった時は、
ドライに損切り=ロスカットすることがホントに大切です。
そのロスカットも、あらかじめ決めておいたルールに従って、
淡々と行う必要があります。
これができない方は絶対にこの日経225先物の投資の世界に、
入らないようにしてください。
必ず大けがをします。
このブログもすぐに閉じていただきたいと思います。
逆にこれを冷静に実行できるあなたはこの投資で必ず勝てます。
自信をもって基礎知識の習得に励んでくださいね。
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