日経225先物投資が始まって、実はもう早や20年が経過しました。
その割に個人投資家などに浸透しませんでした。
また知名度も低いものでした。
なぜなら、これまでは取引最小単位が
日経平均株価の1000倍と大きかったことによります。
これがいわゆるラージ。
たとえば日経平均株価が1万円のとき、
日経225先物ラージ1枚(1枚、2枚と数えます)で1000万円分の売買を行うことになります。
10枚なら1億円分の売買です。
したがってもっぱらプロの機関投資家などが市場参入者でした。
しかし2006年(平成18年)7月に日経225ミニが登場。
市場は一変しました。
日経225ミニなら、株価1万円のとき1枚で100万円分の売買となります。
この程度の投資金額なら、
一般の個人投資家も十分投資対象として臆することなく市場に参入することが可能です。
あ、大事なことを言い忘れていますね。
この日経225取引はレバレッジ(てこの原理)がききます。
つまり証拠金という制度に乗っ取って、
ラージ1枚なら約10万円から50万円の証拠金(時期と証券会社によって変わります)で、
1000万円分の売買ができてしまうことになります。
例えば1株10,000円のときラージ1枚買い、
10,050円で売却した場合、50円の値上がり益を得たことになりますね。
このときラージ1枚なので、1000倍、つまり1000万円で買った株を
1005万円で売却した計算となり、5万円の利益となる訳です。
これは要するに証拠金10万円で5万円儲けた勘定となり、
1回の取引でなんと50%の売買益を得たことになります。
当然その分逆に損失の可能性もある訳です。
ミニの場合はこの1/10です。
ですので、同じケースでいえば、
50円の差益は5,000円の利益となります。
証拠金はミニの場合1枚当たりわずか1万円から数万円。
わずか1万円から数万円で100万円分の株の売買ができることになるのです。
1000万円の株を買おうと思ったら当然1000万円を必要とする実株の売買に比べて
何と効率(レバレッジ)のよい投資であるかが分かります。
ただその分リスクも同様に大きくなることを決して忘れてはなりません。
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