こんにちは、よっしーです。
今日も日経225先物投資の基礎知識についてさらに見て行きましょう。
この投資対象ですが・・・
日経225先物取引の「先物」という部分に
恐怖を感じる方も多いかも知れませんね。
先物取引って将来の受渡価格を「いま」決める取引のことです。
商品先物など有名です。
いろんな商品の先物取引きがありますが、
出来高が天候に左右される農作物などの先物がポピュラーです。
これってあなたもご存じのとおり、
結構博打要素が満点です。
つまり、完全なギャンブル商品のような先物が多いです。
日経225先物の場合は、
将来の決められた時点の日経平均価格という指数を今売買する、
という「先物」になります。
何だか分かりにくいですが、
要は特定の将来時点の日本経済の価格指数を今売買する、
ということですね??
でも基本的にその将来の時点まで、
その買った(あるいは売った)買い玉(売り玉)を保有するということは、
ほとんど現実にはないと考えられます。
つまり今日買った買い玉はその日のうちや、
少なくとも近い日にちの間に売る。
また今日売った売り玉もやはりその日のうちや、
短期の間に買い戻すという反対売買を行うことが通常の投資スタイルになるからです。
また先物が意味する時点は「限月」と呼ばれ、
3月・6月・9月・12月の各第2金曜日と年に4回設定されています。
ですので、その時点で保有しているポジション
(買い玉を有していること、もしくは売り玉を有していること)
は強制的に反対売買がなされて取引が完結してしまうのです。
だから「先物」という名前がついているだけ。
でもその実態は超短期のデイトレやスイングトレードなんです。
ほとんどデイトレ、もしくは分トレかも知れません。
限月があるから先物という名前が付いているだけ、
と考えてもいいです。
この日経225先物の先物はほとんど意味がないのかも知れません。
でも強制的にポジションを解消させられてしまう年に4回の限月は、
十分意識しておかなければいけません。
というか直近の限月は常に認識しておきましょう。
なおこの強制的にポジションを解消させられる値段が
SQ(Special Quotation=特別清算指数)値です。
このSQ値は、各限月の最終取引日の翌営業日の日経225の始値を基に算出されます。
SQを知らなくても投資はできるかも知れませんが、
知らずに通せる訳でもありませんので、この機会に覚えておいてください。
また、普通の株式投資なら経済の状態がよければ市場参入者すべてが儲かるなんてことがありえますが、
この先物は限月にSQで強制的に反対売買がなされてしまうので、完全にゼロサムゲームとなる訳です。
市場参入者の勝ちと負けのトータルは常にゼロです。
誰かが儲かっていれば、
その分必ず損失を被っている人がいることも決して忘れてはなりません。
ですのでそう考えれば”先物”の意味も十分恐怖とともに理解できるというものです。
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